この記事は、そんなあなたに向けて書いています。
でも全然お金が貯まらない!
お金を貯めるのってなかなか難しいですよね。
どうしても細かい出費が重なったり、あとあと考えてみると「ゼッタイこの服買う必要なかったじゃん!」みたいなムダ遣いをしてしまったり。
でも。
世の中には、超少ない出費で生活しているにも関わらず、楽しく日々を過ごしている人もいるわけですよ。
たとえば、この記事で紹介する『年収100万円の豊かな節約生活術』の著者である山崎寿人さん。
山崎さんは、たった年収100万円ながら、とても心豊かに節約生活を楽しんでらっしゃるんですよね。
その節約マインドを学べば、「投資のための元手を貯める」というフェイズを乗り越えれるんじゃないか?
そんな期待を抱きながら読んだ1冊です。
簡単な内容紹介、そして、サラリーマンである僕がどんな学びをこの本から得たのか?
もくじ
山崎さんはどんな人?
ここで、著者である山崎寿人さんについてもう少し詳しく解説しておきます。
山崎寿人さんは1960年大阪府生まれ。
東京大学経済学部卒業後、大手の広告会社に入社してエリート街道を突っ走っていましたが、30歳にして仕事をやめてプータロー生活に。
プータロー歴は20年以上。
収入は、親が残してくれた不動産の家賃収入が大部分。
趣味は料理で、安く手に入る材料で「名店の味」を再現する腕の持ち主。
自宅で開催するホームパーティーには、多くの旧友が集まり、
と驚かれているそうです。
節約してるけど、なんかすごい楽しそうだよね。
生活費は?
本書には、「家賃などの固定収入は人それぞれ違って参考にならないから」と、1ヶ月の変動費が紹介されていました。
食材費 | 22,922円 |
---|---|
光熱費 | 12,389円 |
被服費 | 198円 |
通信費 | 1,089円 |
交通費 | 589円 |
医療・衛生費 | 455円 |
雑費 | 297円 |
合計 | 37,939円 |
ホームパーティの費用も含めてこの金額だそうです。
山崎さんは一人暮らしなので、家庭のある方が真似するのは大変かもしれませんが。
お金の制限があるから創意工夫できる
豊かさと節約の両立を趣味にしてしまおう
食費は、「1日3食500円以内」とルールを設けているそうです。
やろうと思えばもっと切り詰めれる(!)そうですが、そこまで節約する気は無いとのこと。
なぜなら、1円でも安くを追求するのではなく、自分の収入の範囲で豊かな気分になれるような生活を送ることを目的としているからです。
そして、
そのために、僕は脳ミソを使う
と書かれていました。
この考え方が好きですね。
という人にとっても、この考え方はトレースする価値があるのではないでしょうか?
「自分の脳ミソを駆使して豊かさ増やしていく」というクセをつけていれば、考える力や付加価値をつける力が養われていく。
料理に関する哲学
山崎さんの一番のこだわりポイントである料理。
料理に関する哲学も、面白いものがありました。
それは以下のようなものです。
・作り置きはしない
・残り物に献立が支配される
・節約の奴隷にはならない
「節約の奴隷」とか「残り物に支配される」とか。
おわりに:面白かった言葉
やっぱり聞かれるみたいですね。
的な質問を。
そう尋ねる人には、以下のように返しているそうです。
実に面白い解釈です!
そんなわけで、本書から個人的に気になった部分をご紹介させていただきました。
正直、料理には興味ないし、激務は嫌だけど稼ぎたい欲求はあるので、参考になったのはほんの一部でした。
ですが、
脳ミソを使って工夫して、出費を抑えていかに生活の質を落とすことなく楽しめるか?
この考え方は、これから節約して元手を増やしていきたい人たちにとって、とても参考になる。
そう思いました。
という人にとっては、本書に掲載されている節約レシピや調理家電が参考になること間違いなし。