パームレストは、分離型の方がええ。
この記事は、そんなあなたに向けて書いています。
・書くことが好きなアラサー社会人(♂)
・HHKB2台を使って毎日文字入力している
・HHKB用パームレストは「シングル型」「分離型」の両方を試した
HHKBに使うパームレスト、どれにするか悩みますよね。
いろんなメーカーから出てるし、「シングル型」と「分離型」の2種類ある。
安い値段でもないし、気軽に両方試すわけにもいかない…
そんなあなたのために、僕がバード電子から出ている2種類のパームレストを実際に使って試してみました。
結論から言うと、「分離型」がオススメ。
理由は、1個あれば幅広い使い方ができるから。
たとえば、HHKB2台で左右分割タイピングするときにも大活躍してくれます。
この記事では、分離型パームレストの使い方、リアルな使用感、メリットとデメリットについてお伝えしていきます。
もくじ
商品概要
僕が買ったのは、バード電子の『セパレート型ウッドパームレスト』。
このパームレストの概要は下記のとおり。
バード電子とは
バード電子は、1983年設立の産業用電子部品メーカー。
HHKBのアクセサリー商品を数多く開発しています。
最大の特徴
分離型パームレストの特筆すべき点は、「自由な配置ができるところ。」
キーボードに対して、パームレストをベストポジションで置くことができます。
価格
税込価格:5,280円
素材は上質な木材
素材には家具などに使用される無垢のウォールナットが採用されています。
天然木材が使用されており、1つとして同じ木目のものはありません。
高さ調節できるゴム足が付属
Low(2mm)とHigh(4mm)の2種のゴム脚が付属していて、好きな高さで使用できます(ゴム脚はパームレストひとつにつき4個×2種類、計16個が付属)。
それぞれのゴム足をつけた場合のパームレストの高さは以下のとおり。
Low(2mm)…15.5mm
High(4mm)…17.5mm
ちなみに、HHKBのフロント部分の高さは20mmです。
大きさ
横90mm、縦80mm。
安心して手のひらを預けられるサイズです。
正直、「買う前は、「ちょっと小さすぎない?」という印象でした。
実際に使ってみると、手がはみ出して滑り落ちることもなく、使用中それが心配になることもありませんでした。
分離型パームレストの使い方
基本的な使い方はカンタン。
まず、底面に、LowかHighのゴム足を貼りましょう。
「BIRD」と「HHKB」のどちらが表か、という決まりはありません。
好きな面を表にしましょう。
「HHKB」の面を上にして使う人が多いみたいですが、僕は「BIRD」の面を表にしています。
キーボードに沿って、置きたい場所に設置しましょう。
あとはパームレストに手を預けてタイピングするだけです。
分離型パームレストのメリット
BIRD電子の分離型パームレストを実際に使ってみて感じたメリットをお伝えします。
一言で表すと、「幅広い使い方ができる」。
1つずつ見ていきましょう。
尊師スタイルに使える
ノートPCのキーボードに重ねるようにHHKBを設置するのを『尊師スタイル』と呼ぶみたいですね。
『尊師スタイル』でシングル型のパームレストを使うと、トラックパッドがふさがってしまいます。
しかし、分離型であれば、ちょうどトラックパッドを使うスペースができます。
プログラマーとして有名で、一部のファンから「尊師」と崇められていたリチャード・ストールマンという人がいます。
『尊師スタイル』は、彼がノートPCの上に外部キーボードを乗せて使用していたことに由来します。
シングル型よりコンパクト
分離型パームレストを2つ並べたときの長さは、シングル型の3分の2。
見た目の圧迫感が減って、持ち運ぶときもカバンの中のスペースを取りません。
使わないときは、2つ重ねて置くと机の上で場所を取りません。
真ん中にトラックパッドを置ける
『尊師スタイル』ではなく、ノートPCをスタンドに置いて使う場合の話です。
前述のとおり真ん中にスペースが生まれるので、2つのパームレストの真ん中にMagic Trackpadを置けちゃう。
ノートPC単体で使うときと同じ使い勝手を再現できます。
HHKB2台使いのときに便利
HHKB2台で左右分離タイピングをするときに大活躍してくれます。
1つのHHKBにつき半分のキーしか使用しないので、分離型パームレストならムダがありません。
どんなキーボードにも合わせられる
HHKBのロゴが入ってますが、HHKBにしか使えないというわけではありません。
むしろ、どんなキーボードにも使えます。
バード電子のシングル型はHHKBにピッタリの横幅でつくられており、他のキーボードに使うとズレてしまいます。
しかし、分離型パームレストなら、置く位置を微調整できるので、どんなキーボードにも対応できます。
木の感触が優しい
PCの周辺アイテムといえば、無機質な素材が多いもの。
だからこそ、このパームレストの木の温かみが良い。
癒されます。
1個のサイズがちっちゃいのもカワイイ。
汗をかいても気にならない
木製なので、使用中にかく汗をほどよく吸収してくれます。
クッションタイプと違い、汗が原因でボロボロに劣化することもありません。
HHKBと同じで、丈夫で長持ちします。
より楽にタイピングできる
HHKBはパンタグラフ型等のキーボードと比べて、本体に高さがあります。
なので、普通に使っていると、タイピングしているときもそうでないときも、手首に負荷がかかりやすい。
そこで、パームレスト。
パームレストで高さを補うことで、手首が自然な角度になります。
打たずに指を待機させる時間が長くても疲れません。
高いところから落とすようにタイピングするので、よりラクに文字入力することができます。
手を置く位置がブレない
1個あたりの面積がシングル型より小さいので、手首の位置が定まりやすくなるというメリットも。
トラックパッドの操作のためにパームレストから一度手を離したあとも、スムーズに定位置に戻すことができます。
分離型パームレストのデメリット
ここからは、実際に使って感じたデメリットをお伝えしていきます。
ロゴはいらない
両面に「HHKB」と「BIRD」のロゴが彫られています。
これは正直なくてもいいかな、と。
無地が好きな人もいるので、ロゴは片面だけにしてほしかったですね。
片方を失くすかもしれない
2個でワンセットなので、1つ失くすと通常の使い方ができなくなってしまいます。
気にしいな人は、常に「どちらかを失くすかもしれない不安」につきまとわれます。
ちょいお高め
この商品は、言ってしまえば、正方形にカットされた木片です。
4,400円は、人によっては高いと感じるかもしれません。
一応、似た商品で値段が安めなパームレストのリンクを↓に貼っておきます。
分離型パームレストはこんな人にオススメ!
ここまでの内容を踏まえ、分離型パームレストをオススメできる人の特徴は下記。
・HHKBをより快適に使いたい
・HHKB2台を左右分割で使いたい
・HHKB以外のキーボードにも使いたい
・できるだけ机を広く保ちたい
・パームレストは木製がいい
やはり、幅広い使い方ができるのが分離型パームレストのいいところ。
特に、HHKB2台で左右分割タイピングをするなら必須です。
まとめ
シングル型と分離型。
どちらか1つを買うなら、断然、分離型がオススメです。
・通常の使い方
・尊師スタイル
・左右分離タイピング
上記3つに対応できるのは、分離型パームレストだけですからね。
「良さそう!」と思った方は、ぜひ↓のリンクからチェックしてください。