坂道は下る方がラクじゃない?
HHKBを使うにあたり、
は気になるところですよね。
ということで今回は、HHKBを1年半ほぼ毎日使い続けた僕が、上記についての意見をお伝えしていきます。
もくじ
パームレストがいる人、いらない人の特徴
さっそく結論からいきます。
「いる人」、「いらない人」の特徴を下記にまとめたので、ご覧ください。
いる人
パームレストを買った方がいい人の特徴は次の3つ。
①すこしでも手首に違和感がある
②手が大きくない
③HHKBの打鍵感と快適性をさらに高めたい
1つずつ見ていきましょう。
①すこしでも手首に違和感がある
一般的なキーボードと比べ、HHKBは本体に高さがあります。
そのため、どうしても手首に負荷がかかります。
「ちょっと違和感があるくらいだけどなぁ」と思っているそこのあなた。
それ、HHKBというハイエンドキーボードを買った自分を無理やり納得させようとしているかもしれません。
パームレストをいざ使ったときに、「ぜんぜん違う…もっと早く買っておけば…」となる確率が高いです。
②手が大きくない人
僕は身長170センチ。
手のサイズも、男の中では特別大きくも小さくもない。
そんな僕がパームレストなしでHHKBを打っていると10分ほどで手首が痛くなってきます。
なので、女性ならもれなく必要で、男性なら周りの男性と比べても明らかに手が大きい人以外は必要かな、と。
③HHKBの打鍵感と快適性をさらに高めたい
あなたがHHKBに求めるものってなんでしょうか。
僕もそうですが、多くの人は、
・高速で入力できる
・疲れにくい
・気持ちいい打鍵感
このあたりを期待してHHKBに手を伸ばすかと思います。
パームレストは、上記3点をブーストしてくれます。
上から指をスッと下ろすだけで入力でき、より軽快な打鍵感になります。
いらない人
パームレストがいらないであろう人の特徴は以下の2点。
①手が超でかい
②Fnキーを手の付け根で押したい
1つずつ見ていきましょう。
手が超でかい
手が特別大きい人からすれば、パームレストはむしろジャマ。
パームレストに手を収めているのが窮屈に感じるでしょう。
特に手前のキーが打ちづらくなります。
Fnキーを手の付け根で押したい
HHKBは、独立したファンクションキーがないため、Fnキーと他のキーの組み合わせを多用します。
いろんなブログを見ていると、Fnキーを手の付け根(手首付近)で押す人もいるみたいです。
上記のような押さえ方をする人にとっては、パームレストがあると手を動かしにくいようです。
【個人的感想】パームレストがないとHHKBじゃない
ここまで、「いる人」「いらない人」の特徴をお伝えしてきました。
ここからは、僕個人の感想をお伝えします。
一言で表すと、「パームレストがないと本領発揮できない」。
最初は、パームレストなしで使っていました。
しかし、ずっと違和感があったんです。
なんか、期待していた使い心地じゃない。
HHKBを買うと言うことは、キーボードに関するあらゆる不満を解消すること。
そう思っていた割に、使い始めると不満が出てきたんです。
手首に角度がつきすぎて疲れるし、その状態でタイピングしても、あまり速く打てないし打鍵感の良さもそこまで感じない。
そこで、パームレストを導入してみました。
すると、まるで違うキーボードをタイピングしているような感覚になったんです。
手首の角度が緩やかになり、軽い力で底打ちせずにタイプしても入力されるから、長時間使っても疲れない。
期待していたチェックリストに、次々とチェックがつけられていく。
パームレストを使うことで、「やっとHHKBがHHKBになった」という感覚でした。
重力を味方につけるか、敵に回すか
HHKBにとってパームレストって、「重力を味方にしてくれるアイテム」なんですよね。
坂道を登るのってしんどいですよね。
重力があるから。
坂道を下るのってラクですよね。
重力があるから。
要は、重力に抵抗すると負荷がかかって、重力に従うとラクなんです。
タイピングするときの手首も同じ。
パームレストなしで急角度がついてると重力に逆らってるから疲れる。
パームレストありだと上から軽く体重をかけるだけで入力できるからラク。
下り坂だとがんばらなくても速く進めるのと同じで、パームレストありだと速く楽に打てます。
つまり、パームレストを使えば、上り坂が下り坂に変わる。
パームレストをはじめて使ったとき、聞こえましたもん。
アイザック・ニュートン先生の声が。
って言ってました。
あなたがパームレスト使ったときも、雲の上から上機嫌なニュートン先生の聞こえてくることでしょう。
HHKBは阿部寛
斎藤工より高身長! 阿部寛、豊川悦司、松重豊の50代トリオが揃い踏みhttps://t.co/IMA2Bx0D33#のみとり侍 #阿部寛 #豊川悦司 #松重豊 #斎藤工 #寺島しのぶ #鶴橋康夫 #映画 #蚤とり侍 pic.twitter.com/W8XylPehoF
— ムビコレ【公式】 (@m_c_jp) May 18, 2018
HHKBって高身長なんですよ。
みてください、Magic Keyboardと比べて、この身長差。
人間で言えば、190センチくらいある。
芸能人で言えば、阿部寛。
170センチの僕と20センチの身長差があります。
阿部寛と同じ目線で会話しようと思ったら、踏み台が必要じゃないですか。
ほら、ずっと上向いていると、首痛いし。
その踏み台がパームレストです。
パームレストという踏み台に手首を乗っけることで、ようやくまともにHHKBを使いこなせるわけです。
試して微妙なら、メルカリで高く売れる
ベストなのは試してみることです。
試して、自分に合えば使う。
合わなかったら使わない。
これが一番いい。
幸い、HHKBの純正パームレストは、どれもメルカリで高く売れます。
だいたい価格の7割くらいで売れてますね。
「合わない」と思っても、出費は最小限に抑えられます。
まとめ
HHKBにパームレストは必須ではありません。
でも、「HHKBの特徴」や「HHKBに求めるもの」を考えると、9割の人が「パームレストあり」の方が快適になると思います。
モノは増えちゃいますが、快適さも増えます。
しばらく着てない服は容赦なくゴミ袋にツッコむ冷酷ミニマリストの僕でも、カフェに作業しに行くときはパームレストを持っていきます。
パームレストなしでHHKB使うんだったら、PCについてるキーボードでいいわ、って思う。
1番の理由は、やっぱり手首。
手首痛いのイヤなんですもん。
「打鍵の軽やかさ」、「体への負担の少なさ」をHHKBに期待しているから、なおさら。
まとめると、「めっちゃ手が大きい」「Fnキーを手の付け根で押す」という人以外はパームレストありがオススメ!
というのが僕個人の意見でした。
PS.
「パームレストを使うことに決めたぜ!」ってなっても、次は「シングル型」か「分離型」か、という問題にブチあたります。
両方使った僕のオススメは↓の記事に書きましたので、ぜひ参考にしてくださいませ。