でもめんどくさいのはイヤ…
という人におすすめなのが、デロンギのコーヒーメーカー、「マグニフィカS」。
インスタントコーヒーよりも手間がかからず、カフェと同じくらい美味しいコーヒーが作れます。
以下、4か月間毎日使い続けたレビューをしていきます。
もくじ
マグニフィカSのメリット
マグニフィカSのメリットは下記のとおり。
・手間いらず
・美味しい
・ランニングコストが安い
・エスプレッソも入れれる
・シンプルで使いやすい UI
「手間いらず」と「美味しい」を兼ね備えてるのが優秀。
たいていのコーヒーメーカーって、淹れるまでは簡単なんです。
が、後がめちゃくちゃ手間なのがデフォ。
sirocaの1万円で買えるコーヒーメーカーを買ったとき、そのダルさを痛感しました。
1杯入れた後に毎回内部を丸洗いしないといけなかったり。ガラスサーバーを経由するので、それも洗わないといけなかったり。
いくらおいしくても、貴重な朝の時間を奪われるのはキツい。
かといって、インスタントコーヒーとドリップバッグは、味が物足りない。
風味が落ちる。
要は、「手軽さ」と「味」を兼ね備えるのはむずかしい。
この2つを両立しているのがマグニフィカSはすごいんです。
詳しくレビューしていきます。
手間いらず
とにかくマグニフィカSは手間が少ない。
ドリップバッグと比較してみましょう。
カップを出す。
お湯を沸かす。
ドリップバッグの封を開けて中身を取り出す。
上のピリピリを破く。
コーヒーカップの縁に引っ掛ける。
ちょっとだけお湯を注ぐ。
15秒蒸らす。
3回に分けてお湯を注ぐ。
雫を切ってドリップバッグを捨てる。
飲む。
っていう流れですよね。
文字に起こすと意外と手間がかかってることがわかります。
文字通り、たくさん手を動かしてる。
その点、マグニフィカSはどうか。
使うのは人差し指、一本。
電源ボタンを押す。
カップをセット。
分量選択のボタンを押す。
飲む。
…ごめんなさい。「使うのは人差し指、一本。」は盛りました。
カップをセットするとき、親指と中指も使います。
正しくは、「使うのは指3本」。
お詫びして訂正します。
所用時間はドリップバッグとそこまで変わらない。
でも、手を動かす回数がとにかく少ない。
1度使えばわかりますが、めちゃくちゃ楽でいいですよ。
もちろん、使うまでに準備も必要。
とはいえ、
・コーヒー豆が切れたら補充
・水が切れたら補充
の2点だけ。
コーヒー豆を入れておく部分には200g入ります。
1日2杯飲む僕で、補充頻度は2週間に1回。
水は2日に1回補充。
豆も水も、切れたらランプで知らせてくれます。
使った後も楽です。
コーヒーかすが溜まったら、これまたランプで知らせてくれるので捨てる。
これだけ。
内部は勝手に自動洗浄してくれます。
なので、「毎回中身を丸洗い…」なんて手間はかかりません。
あと、「気が利くなぁ〜」と思うところがあるんですよ。
コーヒーのかすが、めちゃくちゃ捨てやすいような形で排出されるんですよ。
水気が飛ばされ、固形上になって排出されます。
なので、受け容器にへばりつかない。
ゆえに捨てやすい。
sirocaを使っていたときは、びっしり金属フィルターに粉末状で水気とともに張り付いていたので、捨てるのが大変でした。
マグニフィカSならゴミ袋に「バンバン」とやるだけ。
受けの容器は月に1回丸洗いするくらいで十分です。
形状もシンプルなので洗いやすい。
カスを捨てる時に、ついでに自動洗浄で排水される水も捨てます。
こんな感じで、コーヒーを淹れる手間、コーヒーを飲み終わった後の手間、豆を補充する時の手間が限りなく少ない。
めちゃくちゃ楽です。
美味しい
次は味です。
やっぱり、「コーヒーメーカーを買う」となれば、おいしいコーヒーが飲みたい。
マグニフィカはどうなのか、というと素直においしい。
そりゃ、ハンドドリップで時間をかけて丁寧に淹れたものに比べると、風味は落ちます。
でも、その他のインスタントだとか、ドリップバッグだとか、ドルチェグストに比べると、格段に美味しい。
コンビニのコーヒーマシンよりも、ほんの少しおいしい。
僕の中ではそういう格付けです。
お店で出されても、違和感ありません。
ランニングコストが安い
ランニングコストが安いです。
コーヒー豆って結構ピン切り。たとえばスタバはそこそこいいお値段。
でも、スーパーで買ったUCCの豆は250gで500円しませんでした。正直スタバのと味は変わりません。
コンビニで100円コーヒー買うのに比べたら相当安い。
マグカップ1杯あたりに使う豆の量は、約12g。
250gあれば、20杯飲める計算。
250gの豆を500円で買ったとすれば、一杯25円で飲めます。
エスプレッソも飲める
ふつうのコーヒーだけでなく、苦味強めのエスプレッソも飲めるのがうれしい。
たまに飲みたくなる時があるんですよね。
スタバのカスタマイズで「エスプレッソショット」ってありますけど、あんな感じ。
普通のコーヒーに変化をつけたくなったら、上からエスプレッソショットとして入れるみたいな。
苦味をちょい足しできるので、おかわりを飲むときに結構やります。
シンプルで使いやすい UI
マグニフィカSはエントリーモデルということもあって、10万円越えの上位モデルに比べて機能が多くないんですよ。
なので使える機能も限られている。
そのぶんシンプルで使いやすい。
僕は「手軽にコーヒーが飲めて、なおかつ美味しい」の2つが満たせていればいい。
別にラテアートが出来なかろうが構わないんですよね。
その点、ボタンが「電源ボタン」「普通のコーヒー」「エスプレッソ」「1杯分入れるか2杯分入れるか」っていう選択肢しかない。
すごいシンプルで使いやすい。
中央の「どれくらい豆を使って濃くするか」のダイヤルはあまり触っていません。
味に変化をつけたくなったら、思い出したようにいじるくらいです。
マグニフィカSのデメリット・気になる点
実際に使って感じたデメリット、気になる点は下記のとおり。
・毎回豆を砕く大きい音がする
・思っていたより水を追加するペースが頻度高め
・値段が高め
・毎回豆の種類を変えて飲むのには不向き
上記のとおり。
豆を砕く音が大きいのは、どのコーヒーメーカーも同じ。近所迷惑にならないよう、窓を閉めたりする必要があります。
あと、電源をつけたときと落としたときに自動で水を使って内部洗浄が行われるのですが、その際に水を使います。
なので、1〜2日に1回は水を追加しています。これは、思ったより多いな、と感じます。
値段は6万円とそこそこします。
手間がかからず、ランニングコストが低いので、長く使えば元が取れます。
豆補充スペースには200g入ります。
基本はここに溜めて使うので、毎回豆の種類を変えて楽しみたい人には不向き。
置くスペースは意外と何とかなるくらいのデカさ
時短できるなら、多少高い商品でも僕は迷わずにすぐ即買いするんですけど、マグニフィカ S はちょっと悩みました。
というのも「場所を結構とる」というレビューを見かけていたから。
「極小キッチンの我が家に置くところが果たしてあるのか?」っていうのが気になっていました。
「買ったはいいけど置くとこなくて返品」、となるのがちょっと怖かったんですよね。
結果、なんとかその点はクリアしました。
今どこに置いてるかって言うと、冷蔵庫の上の電子レンジの上に置いてます。
コイツのなにがデカイって、奥行きが長いんですよ。
土台の電子レンジからは、すこしはみ出してます。
でも、崩れ落ちてくることはないですし、問題は起きてません。
豆の補充するときに手が届かないんで、毎回イスを持ってきて、それを足場にしてます。
ただ、豆の補充は頻度の少ない作業なので、そこまで苦には感じません。
ちなみに豆の補充頻度は2週間に1回ぐらいです。
ヘタに安いものに手を出すよりマグニフィカS
豆から淹れるコーヒーのおいしさにハマってから、器具をいくつか買ってきたんですけど、結局これに落ち着きましたね。
ハンドドリップのためのミルだとか、sirocaの1万円のコーヒーメーカーだとか。
手淹れも情緒があって味わい深いものがあるんですけど、結局はマグニフィカSしか使ってない。
これが、「”豆から淹れたコーヒーが好き”程度の人間の終着点」なのかなと思います。
人間、手間がかかるものは避けるんですよね。
本能的に。
sirocaのコーヒーメーカー買った時はその美味さに感動したんですけど、めっちゃくちゃ片付けが面倒くさいんですよね。
デロンギのでっかい躯体の中には、僕たちに手間をかけさせない工夫がつまってるのかと思うと、あのクジラみたいな占有面積も許せる。
「手間いらず」と「おいしさ」を両立しているマグニフィカSは素敵。
どういう人におすすめか
・毎日コーヒーを飲む人
・朝の時間を少しでも増やしたい人
・美味しいコーヒーが飲みたいけど手間はかけたくないと
・豆からコーヒーを飲みたい人
上記のような、時短しつ美味しいコーヒーを楽しみたい人におすすめ。
6万円なんで、正直安くない買い物です。
でも、確実に後悔はしないかなと。
エアコンや洗濯機ぐらい生活に溶け込むアイテムになります。
これ買って破産するような経済状況じゃなければ、コーヒー好きは確実に満足できるんじゃないかなって思います。
食事の時短には「ベースブレッド」もオススメですよ。