スキンケアには、化粧水も乳液も洗顔料もいらない。
30を超えると、体のあちこちに老化が出てきます。
今朝も、鏡に映った自分の目の下のクマのだるんだるん具合にドン引きしました。
若い頃は回復力があるんで気にならないんですけどね。
30代に突入すると、自分で自分を労わらないと、気づけばボロボロになる。
そのなかでも大事なのが、スキンケア。
特に、顔は仕事にも人間関係にもつながってくるところなので、重点的にケアしたいところです。
ただ、男がスキンケアがんばるのって、めんどくさいですよね。
よく言われる、
・「化粧水をたっぷり塗って、その上に乳液でフタをしよう」
・「洗顔料は、泡立てネットでもこもこにして肌に手で触れないように…」
といったやり方は、ほんまにめんどい。
僕も、「まあそれが正しいやり方なら従っとくか」と思って、長らくやってました。
ただ、ちゃんとした医者や専門家が医学・科学の目線から書いた本を読んでいると、どうやら↑は民間療法であることがわかりました。
本を参考にしてスキンケア用品を買い直し、方法も一新。
すると、なぜか前よりお金が浮き、手間も時間も省けて、ニキビができにくくなりました。
以下、その方法をお伝えしていきます。
もくじ
スキンケアはこれしかやってない
肌の仕組みを学ぶと、高い化粧品や面倒なスキンケアは不要であることがわかりました。
現在の僕のスタメンスキンケアは、
・ぬるま湯洗顔
・全身洗剤
・ワセリン保湿
・日焼け止め
・ボディクリーム
上記のとおりです。
ぜんぶ安いし、なにより楽なのがいいです。
洗面台にこぼしながら化粧水をつけることもなくなり、泡立てネットは捨てました。
旅行やジムの荷造りが劇的に楽になり、フッ軽になれます。
「洗う・塗る」といった外からのアプローチは、これでじゅうぶん。
運動・睡眠・食事については、別の記事で書きます。
世界で一番大きな皮膚に関する学会であるアメリカ皮膚科学会によると、スキンケアで大事な8割は紫外線予防、2割が保湿です。
要は、「日焼け止め」と「保湿」、この2点をしっかり対策しておけば、肌は綺麗になる。
浮いたお金と時間は、運動・睡眠・食事にまわしましょう。
曇りでも雨でも日焼け止め
若い頃の後悔はたくさんあります。
その中でも、「20代後半まで、日焼け止めを塗ってこなかったこと」は悔やまれます。
先にも書いたとおり、スキンケアの8割は紫外線の防止。
紫外線が肌に蓄積すると、以下のような悪影響があります。
・黒ずむ
・乾燥する
・弾力やハリを失う
・シワ、たるみができる
・シミやソバカスの原因になる
・メラニン色素が沈着して褐色になる
・細胞が損傷して火傷のように赤くなる(サンバーン)
たまに首の後ろが象の皮膚くらい黒ずんでゴワゴワに乾燥しているおじさんを見かけますが、おそらく日焼け止めを塗っていないんでしょう。
毎朝日焼け止めを塗るのはめんどくさいですが、上記の悪影響がすべてひっくり返ると考えれば、悪くない。
ちなみに、紫外線は雲や窓ガラスを透過します。
雨や曇りや在宅の日でも、日焼け止めを塗りましょう。
毎日の習慣にしてしまいましょう。
日焼け止めは、肌に合っていればどれでもいいと思います。
肌に合わず、ニキビができるようなら、SPFを50から34に落としましょう。
ちなみにSPFとは、「サン・プロテクト・ファクター」の略。
「塗ってない状態に比べて何倍紫外線の影響を防げるか」という指数です。
SPF50なら、「素肌の50倍、紫外線を防ぐ効果がある」って事ですね。
薬局の日焼け止めコーナーを眺めてみればわかりますが、たいていSPF50です。
肌が弱い人はSPF34にしてみてください。
効き目は若干落ちるものの、肌へのダメージは抑えられます。
僕もSPF50で荒れたので、SPF34のものを愛用しています。
ただ、SPF34のものは数が少ないので、実店舗で探すと時間がかかるかもしれません。
コンビニだと、まず売ってません。
参考までに、僕が使っているものをお伝えします。
メンソレータムの『サンプレイ』という日焼け止めです↓。
洗顔はお湯か弱い洗剤で
まず洗顔の方法について。
以前読んだ、ある本を参考にしています。
シワ・たるみ治療の専門家である宇津木龍一さんが書かれた、『肌の悩みがすべて消えるたった1つの方法』です。
↑を読めば、世間一般で推奨されているスキンケアには、意味がないばかりか悪影響があるものが多いということがよくわかります。
書かれている方法をすべて実践せずとも、肌の基礎知識が医学の目線で学べるので、オススメ。
この本によると、「せっけんは使わず、水だけで洗うこと」が推奨されています。
それにならい、基本的には水もしくはぬるま湯で洗顔します。
ただ、保湿剤しかつけていない朝はそれでいいのですが、夜に洗顔する際は、日焼け止めを落とすため、以下の洗剤を使ってます。
髪、顔、体のすべてを洗えて、なおかつ赤ちゃんにも使えるほど肌に優しい全身洗剤です。
便利すぎて、これまで30回Amazonで買ってます。
日焼け止めを落とすときは、これを少量、顔に優しく伸ばして、そーっと円を描くようにこすってから、水で洗い流しています。
保湿の主役はワセリン
顔の保湿は、洗顔後にワセリンをうすく塗っとけばOK。
ワセリンはとにかく便利なので、一家に1つでも足りないレベル。
持ってない人は、すぐに買いましょう。
保湿と言えば、世間の常識は「化粧水+乳液」。
以前は僕も、無印で買った上記2点を、せっせと風呂上がりの顔に塗りつけてました。
ですけども、「化粧水には意味がない」ということが科学の世界では実証されてしまっています。
「化粧水と乳液を使う」のも、「乳液だけを使う」のも、効果は同じという実験結果もあります。
また、化粧水は、肌を潤すことができないばかりか、乾燥させてしまいます。
肌の上の化粧水は蒸発し、それとともに、角質の端がめくれてしまうからです。
肌の保湿とは、つまるところ、油分の膜で肌を乾燥から守ることです。
じゃあ、「乳液だけ塗ればいいじゃん!」と思うかもしれません。
が、多くの乳液には界面活性剤が入っているため、使わない方がいいです。
界面活性剤は、本来は混ざらない水と油を混ぜてクリームにするために用いられます。
界面とは、水と油の境目のことです。
ここを溶かして混ぜるわけです。
肌は、「角層」といって、死んだ角質細胞と細胞間皮質が積み重なった構造になっています。
さらに、細胞間皮質自体も、【水-油-水-油…】という層構造になっています。
これによって、肌を乾燥から守っています。
界面活性剤は、この構造を壊してしまう。
水と油の境目を、溶かして壊すからです。
このあたりも『肌の悩みが消えるたった1つの方法』で詳しく解説されています。
化粧水はだめ。乳液もダメ。
塗るのは、ワセリンのみ。
ワセリンの原材料は、石油です。
石油を蒸留して残った油を精製したものです。
界面活性剤が入っていない、純粋な油です。
酸化しづらい性質も持っています。
このワセリン、とにかく安い。
ほんのちょっと塗るだけで、ベットベトになるほど保湿されます。
なので、一度に塗るのは少量でOK。
容器が小さくても、一般的な保湿クリームと比べて長持ちします。
メジャーなのは、壺の形状の容器に入っているタイプですね。
硬派なパッケージ。360円。激安。
※ワセリンは「白色ワセリン」を選ぶようにしてください。
個人的には、使い勝手の良いチューブタイプの『ベビーワセリン』がオススメ。
開け閉めの手間が減ります。
僕はいつもAmazonで3個セットを買って、自宅、ジム用リュックの中、職場のデスクに配置しています。
ミニサイズの『ベビーワセリンリップ』も使い勝手がいい。
服についてる小さいボケットにも入るサイズなので、外出時の保湿剤として大活躍します。
※商品名にリップとついてありますが、唇以外にも使えます。
中身は同じで容器が違うだけなので。
ワセリンは安くて保湿力が強く、界面活性剤を含まない。
そんな最強の保湿剤なのですが、塗り方には注意が必要です。
保湿力が強く、なおかつ伸びが悪いので、普通のクリームと同じように塗ると、ベタベタになってしまいます。
コツは、少量だけ指先に取って、薄く伸ばすようにして塗ること。
宇津木さんの本では、顔を保湿するのに、「米粒の半分くらいの量でいい」と書かれています。
正直、米粒の半分では足りないような感じがするので、僕は米3粒くらいの量を塗ってます。
これまで「化粧水+乳液」で保湿していた人は、ワセリンを使うことでフッ軽になれます。
荷物が減って、旅行やジムに行くための荷造りがラクになるからです。
水気がないので、フタがあいてバッグの中がびちゃびちゃになることもありません。
体の保湿はボディクリーム【ワセリンだとめんどい】
顔だけでなく、体も保湿が必要です。
僕は、お風呂上がりのタイミングで保湿剤を塗っています。
体もワセリンでいいんですが、体は塗る面積が大きいので、伸びが悪いワセリンでカバーするのは大変です。
時間もかかるし、消耗も早くなります。
そこで、今実験的に試しているのが、ニベアのボディクリームです。
ワセリンと違って伸びが良く、身体を保湿するのに適しています。
界面活性剤が入っているでしょうが、身体は顔ほどデリケートではないので、今のところ肌が荒れたり痒くなることはありません。
※もし肌に不調が出たら、すぐに中止するつもりです。
冬場は何も塗らないと乾燥して痒くなるので、保湿力と界面活性剤がどっこいどっこいな感じです。
ニベアのは値段も安く、アマゾンで3個1000円で買えます。
冬場の乾燥対策に、ジム用リュックに入れています。
顔の保湿をワセリンだけにすれば、荷物も軽量化するし、ボディクリームを入れるスペースも増えます。
おわりに
スキンケアは本の内容をベースにしながら、日々改良しています。
なお、現時点で肌荒れがあれば、皮膚科に行くのが確実な対処法です。
日々の肌荒れ対策に、本記事を参考にしていただければ幸いです。
【本記事のスキンケア用品等まとめ】