その日のやることを洗い出して管理するのに、ToDoリストを使う人は多いと思います。
今だったらスマホのアプリなんかも色々あります。
僕も、GoogleカレンダーのToDoリスト機能など、いくつか使ってきました。
ただ、今では紙がベスト。
A4のコピー用紙に書いて、折りたたんで、持ち歩いてます。
このアナログさがいい。
GoogleカレンダーのToDoリスト機能を使っていた頃に比べて、かなりタスクの達成度が上がりました。
今回は、「ToDoリストを紙で持ち歩くメリット等」についてお伝えしていきます。
もくじ
ToDoリストを紙で持ち歩く7個のメリット
まずメリットをお伝えしましょう。
下記の7点です。
①物理的に触れる
②自由に補足や前後関係を書き足せる
③直感的に速く書ける
④やるべくタスクが思いつきやすい
⑤探す時間がかからない
⑥スマホの誘惑に駆られないで済む
⑦タスクの放置を予防できる
1つずつ見ていきましょう。
メリット①物理的に触れる
電子アプリと紙の違いは、「触われるか否か」ってとこです。
この違いが大きい。
僕はToDoリストを紙で作ったら、折りたたんでズボンの左ポケットに入れて1日中持ち運ぶんですけど、同じく左ポケットにスマホも入れておくんですよ。
同じポケットに、ToDoリストとスマホが同居している状態にしておく。
で、現代人って、ちょっとした拍子にスマホ取り出すじゃないですか。
すると、
スマホを取り出すごとに、ToDoリストの紙にも手が触れる。
ここ↑がポイント。
つまり、スマホを触るたびに、ToDoリストに意識が向くわけです。
そのたびに、リマインドできる。
「ToDoリスクを作ったけど、結局その日忙しくてタスクリストを見返すヒマがなくて、なにやるか忘れちゃって達成できなかった」
ってよくあると思うんですけど、それを防いでくれます。
メリット②自由に補足や前後関係を書き足せる
「追記の自由度が高い」のも良いところ。
「スーパーで買い物する」と書いておいたタスクに、後から「アボカドと燃えるゴミの袋は確実に買っときたいな」と思ったら、ささっと手書きで追記できる。
これは仕事にもよるんですけど、オフィスで働いてるサラリーマンに特に有効だと思っていて。
なぜかというと、周りに書くものがいっぱいあるから。
ボールペンとかそこら中に置いてあるんで、書くものに困りません。
「書き足す」で言うと、「前後関係を後から追記できる」のも便利です。
単純な話なんですが、矢印で、「このタスクが終わったら→これをやる」みたいな順番を自由に書き足せます。
書くときは思いついた順にタスクを追加していくんですが、やる順序が明確になってると行動にも起こしやすい。
例えば「筋トレをした後に→自炊する」とか「花粉症の薬を飲んだ後に→30分読書する」とか。
「〜時にやる」という時間情報も、アプリのクルクル回して設定するやつより、手書きでさっと書く方がカンタンです。
メリット③直感的に速く書ける
スマホやPCに比べ、手書きだと直感的に速く書けるのもいいですね。
たとえばスマホのフリック入力って、たまに直感的にメモれなくてイライラしてしまうときがあります。
打った後に変換が必要だったり、変換ミスしたり…
「書きたい」と思ってから書き終わるまでが意外と遅いんです。
ペンで手書きだったら、思いついたまま、変換という段階を飛ばして書けるんで、速い。
メリット④やるべくタスクが思いつきやすい
ペンを握ることによって指先が刺激されるんで、いい感じにやるべきことがポンポン思いつきます。
メリット⑤探す時間がかからない
スマホにToDoリストのアプリを入れていても、他にもアプリがいっぱいあるんで埋もれちゃうんですよね。
すぐに出せないときがあります。
でも、紙なら、ポケットに手を突っ込めばすぐに取り出せます。
メリット⑥スマホの誘惑に駆られないで済む
アプリを使うと、
ToDoリストを見るためにスマホを取り出したけど、YouTube見ちゃったり、 Twitterをいじり始めちゃった
ってことになりがち。
紙だと、ToDoリストとしての機能しかないので、時間の浪費を予防できます。
後は、「デジタルデトックスと併用できる」のもGood。
僕はタイムロッキングコンテナという道具を毎日使っています。
これは、スマホの誘惑から身を守るための箱。
普通の箱と違うのは、フタにロック機能とタイマーがついているところ。
スマホを入れて時間を設定すると、その間はロックされて取り出せなくなります。
これを使って、寝る前や起床直後にスマホを触らないようにしたり、集中して作業したいときにスマホの誘惑から逃れています。
ToDoリストをアプリで管理していると、スマホをタイムロックングコンテナに入れているときに操作できない。
でも、紙ならその間も書けるので使い勝手がいいです。
メリット⑦タスクの放置を予防できる
「タスクの翌日以降への持ち越しすぎを防げる」というメリットもあります。
やることリストを書いた紙は、1日の終わりに捨てます。
捨てるんですが、どうしても達成できない持ち越しタスクは、翌日のやることリストに再び手書きで追加することになります。
これがいい。
アプリのリストだと、自動的に翌日に持ち越しになります。
しかし、その持ち越しの容易さが、タスクの放置につながってしまう。
残っていても、見慣れて気にならなくなってくる。
でも、紙の場合は、毎回わざわざ書き直すことによって、未完了のタスクが強く意識されます。
僕なんかはよく「歯医者に予約の電話を入れる」というタスクを実行し忘れて、翌日に持ち越してしまいます。
何回も翌日のリストに書き直してたら、さすがに「さっさとやらなきゃ」って罪悪感が生まれてくる。
よって、タスクの完了率が上がります。
ToDoリストを書くベストタイミング
前日の晩、寝る前にやることリストを書くようにしています。
これには、以下2つのメリットがあります。
①就寝前にブルーライトを浴びない時間を作れるので、入眠しやすい
②翌日への不安がなくなるので、入眠しやすい
上記のとおり。
その後、追加でやりたいこと、やるべきことが思い浮かんだら、適宜書き足していきます。
タスクを最後の1つまで完了させるコツ
完了したタスクには、チェックをつけたり線を引いて潰していきます。
ただ、夕方くらいになって書き込みが増えてくると、結構ごちゃごちゃして未達成のタスクが把握しづらくなってくる。
そこで、赤色のペンを使います。
未完了タスクを、赤ペンで囲っていく。
強調する。
そうすると、「残りのタスクはこれ」とハッキリ認識できます。
ゴールが見えると、がんばれる。
おかげで、頭が少し疲れている状態でも、ラストスパートをかけられます。
貯金を増やしたいなら
「□節約」というタスクを入れる
ToDoリストには、具体的に「これをやる」っていうタスクじゃなくて、「節約」みたいな「意識すべきこと」を書いてもいいと思います。
具体的にするなら、(出費を1000円に抑える)と書くのもアリ。
書くと書かないとでは、お店でのサイフの紐の締まり方が変わってきます。
裏面には「作戦」を書く
よほど忙しくない限り、タスクは紙の表1枚に収まると思います。
そうなると、裏面が白紙のままでもったいないですね。
裏面には、『ゼロ秒思考』をすることをオススメします。
ゼロ秒思考というのは、
A4のコピー用紙を横に置き、課題のテーマを左上に書いて、思いつく限りの解決策をどんどん下に箇条書きで書き出していく…
という思考法です。
マッキンゼーでコンサルをしていた赤羽雄二さんが開発した思考法で、多くのビジネスパーソンに取り入れられてるみたいです。
僕の場合は、タスクリストの裏に
今日のタスクを全てスムーズにこなすにはどうすればいいか?
とテーマを書いて、下に解決法を思いつく限り書いていきます。
こうすると、相乗効果でよりタスクの達成度が上がります。
ちなみに、0秒思考は、正式なやり方だと1日あたり10枚書かないといけません。
でも、それは結構大変。
裏面の一枚ゼロ秒思考するだけでも、十分効果はあります。
頭がスッキリして、一日の過ごし方の効率的なルートが見えてきます。
おわりに〜A4コピー用紙は使い勝手がいい〜
ということで、
ToDoリストはアナログの方が使いやすいかもよ
というお話でした。
デジタルとアナログの使い分けの参考にしていただければ幸いです。
目安として、
・長期保存の必要がないもの
・他人と連携する必要がないもの
は、アナログの方が使いやすいです。
またA4のコピー用紙は、安くて使い勝手がいいので、割と万人にオススメできるアイテムです。
・頭の中のモヤモヤを書き出してスッキリする
・課題の解決策を書きながら考える
・ブログやYouTube台本の構成をラフに書きながら考える
・折り畳めば、その日限りのかさ張らない小型のメモ帳として持ち歩ける
上記のような使い道があり、オフィスだけで使うのはもったいない。
500枚で700円ぐらいなので、財布にも優しい。
(1枚あたり約1.5円)
ちなみに、僕が愛用しているツバメノートの無地が50枚組で320円。
(1枚あたり6.4円)
実は、ノートよりも1枚あたりの値段はかなり安いんです。
ぜひ一度お試しください。
ちなみに僕が使ってるのは、コクヨのやつです↓。
コンビニでも売ってますが、枚数少なくて割高です。
文房具屋で買うと、重たくて持って帰るのがしんどいので、Amazonや楽天の通販で買うのがベストです。