副業解禁に加え、技術の進歩で副業のハードルが下がったことにより、副業人口はここ数年で大きく増えました。
僕も、ブログ等のハードルが低い副業を、5年前から細々と続けてきました。
そして、副業年収がそろそろ20万円を超えそう。
ここのところ、月2万円以上を安定して稼げているからです。
となると、確定申告が必要になってきます。
正直に言います。
マジで、めんどくさそう。
とはいえ、避けては通れません。
脱税を避けるのは当然。
加えて、もし仮に将来フリーランスになったときの予行演習になるという、ポジティブな気持ちで取り組んでいきたい。
性格的に締切直前にあわててやるのはイヤなので、8月の今のうちから予習して準備しておきたい。
ということで、この記事で、僕にとって必要な確定申告の手順をまとめます。
超ざっくりまとめると、「国税庁確定申告書作成コーナー」から進めていけばOK。
同じ立場の、副業でブログやnoteで稼いでいる人の参考になれれば、うれしいです。
それではいきましょう。
もくじ
確定申告が必要になる条件と言葉の定義
そもそも、副業サラリーマンが、確定申告が必要になる条件は、下記のとおり。
売上−経費>=20万円
冒頭でも書きましたが、上記のとおり。
売上から経費を引いた額が20万円以上なら、確定申告が必要になります。
また、経費の定義は以下の通り。
「売上を得るために、かかった費用」
なお、事業に直接関係ない費用を申告するのはNGです。
豆知識として、「確定申告」という言葉の意味は、次のとおり。
「個人の1年間の所得税を確定させて、税務署に申告すること」
確定申告の対象期間など
確定申告の対象となる所得は、
原則として、「1月1日から12月31日までの所得」です。
上記の額を、
「翌年の2月16日から3月15日までに申告して納税」
することになっています。
副業サラリーマンが確定申告するかんたんな全体図
ここまでお伝えした条件を満たしていれば、あとは、
「国税庁確定申告書等作成コーナー」のページから申告する
それだけです。
流れは、↓の動画ですべて解説されています。
アナログ申告or電子申告
調べてみたところ、
「紙で申告するのはミスが起こりやすい」
という理由で、電子申告が推奨されていました。
電子申告をする場合は、基本的に、先述した国税庁確定申告書作成コーナーから申告します。
今は、月額1000〜2000円程度で楽にオンライン確定申告ができる
などのサービスもあります。
確定申告の手間を極限まで減らしつつ、副業の収益動向も図表を交えたわかりやすい画面で確認できて、かなりよさげ。
個人的には、初年度だけ上記の国税庁のページから申告して、翌年からはシェア1位の弥生の青色申告オンラインを使おうと考えています。
サラリーマンが副業から得る収入は「雑所得」
大部分の収入が会社から支払われる給与であるなら、副業収入は基本的に雑所得に該当します。
もし、副業の方が会社より稼いでいるなら、副業収入が事業所得になる場合もあります。
事業所得であれば、青色申告特別控除を受けられるんだとか。
まあ、基本的には、「雑所得」として進めていけばいいでしょう。
確定申告で使えるマル秘テク2つ
確定申告の際に、知っておくと得する、
・家事按分
・会社に副業がバレないようにする方法
についてお伝えします。
・家事按分
経費のなかには、仕事のためか、プライベートのためかを明確に区別できないものがあります。
たとえば、以下のもの。
・スマホの通信費
・家のWi-Fiの通信費
上記のような費用は、どう考えるのか?
というと、
「仕事に使っている割合分だけ経費にできる」
が答えになります。
そうなんです。
何割仕事に使っているかは、自己申告でOK。
あまり詳しく問い詰められることはないそうです。
なので、「スマホの通信費は、7割仕事に使ってます!」と言えば、それで通るわけです。
・会社にバレないようにする方法
副業していることを会社にナイショにしていて、バレたくない人もいるはず。
バレる確率を減らす方法はあるので、安心してください。
結論から言うと、
「確定申告書B」の住民税の徴収方法の右下の「自分で納付」欄に○をつける
でいけます。
※e-Taxにも該当欄あり
なぜか?
ポイントは、住民税。
前提として、住民税は、以下のような流れで会社に通知されます。
【住民税が行政から会社に通知される流れ】
①会社が行政に従業員の給与を知らせる
②行政が会社に従業員の住民税を知らせる
会社に副業がバレる理由は、経理担当が、
と勘づくからです。
なので、副業分の稼ぎにかかる住民税を自らで納付するように分ければ、会社に通知がいくことはありません。
書籍では、この欄は見落とされがちなので、住民税を通知してくる役所に、電話か直接「副業分と会社分の住民税を分けて通知してください」とお願いするのが確実な方法だと書かれていました。
確定申告でお金が戻ってくるケース
確定申告でお金が戻ってくる(還付される)ケースがあります。
それは、
源泉徴収で払いすぎた額がある場合
です。
あなたの副業に依頼主が存在する場合は、上記に該当する可能性があるでしょう。
とはいえ、僕の場合は、誰に頼まれるわけでもなく、目の前にいない誰かに向けて記事をネットの海に放りなげているだけですので、該当しません。
該当する場合、還付金を受け取れるので、副業収入が20万円以下でも確定申告する方がお得になります。
おわりに
最初から100点を目指そうとは、思っていません。
最低ラインの合格点を目指してやっていこうと思います。
参考文献・動画
本記事作成にあたって、以下の書籍と動画を参考にさせていただきました。
・お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!
・「クリエイターのための確定申告講座 初級編」マネーフォワード×note #安心創作勉強会
・【スマホ確定申告で爆速完了!】バレない秘訣も公開!副業の確定申告はスピード完了!実演付き by 女性税理士
めちゃくちゃわかりやすかったです。
ありがとうございました!