あなたの相棒を延命せよ。
靴には寿命があります。
具体的にいうと、ソール。
靴底の部分ですね。
ここが、いわゆる「靴の体力ゲージ」。
歩くほどにすり減って、いつか履けなくなる時がきます。
しかし、そんな靴の寿命を、半永久的に伸ばせるアイテムを手に入れました。
それが、『シューズドクターN』。
修理に出すことなく、家庭でもカンタン・安価に靴底の補修ができる、魔法のクリームです。
今回は、シューズドクターNをレビューしていきます。
もくじ
購入の経緯~愛用革靴、絶滅の危機~
まず、僕が『シューズドクターN』購入に至った経緯についてお伝えします。
※興味ない方は、次の「使い方」のパートまでスキップしてください。
ビルケンシュトックの、『パサデナ』というモデルの革靴を愛用しています。
ビルケンサンダルの楽で開放的な履き心地そのままに、形をモカシンの革靴にしたシューズ。
軽いので、いくら歩いても疲れない。
幅広でラクなのに、仕事に履いて行っても怒られない。
この使い勝手の良さと快適さが、最高に好きです。
ビルケンシュトックには、他にも革靴タイプのモデルはあります。
他のモデルもいくつか試してみたものの、圧倒的にパサデナがしっくりきます。
これまでに、メルカリで2足購入しました。
ソールが白いものと、黒いもの。
気に入って2足をローテーションしていたのですが、ある日。
先に手に入れたソール白のかかとがすり減っていたので、店舗に修理に出しに行きました。
ビルケン全モデルに共通する特徴として、ソールの減りが早いです。
しかし、店員さんから、衝撃の一言が。
まさかの、廃盤。
ビルケンシュトックのパサディナ廃盤した奴許さん
最強なんだよなぁ pic.twitter.com/0zhe14eEuc— くらみー (@Yomogi_mogimog) November 23, 2020
まだ「パサデナ」というモデルはあるものの、もう僕が愛用している「幅広タイプ」は廃盤になっていました。
現行モデルは、僕の足を締め付ける、幅狭のタイプのみ。
ということで、パサデナを履く機会は、めっきり減りました。
修理できない以上、「ここぞ!」というときを選んで履くしかないからです。
そうやって大事に履いていたんですが、先のことを考えると、やはり不安になりました。
なんらかの措置を講ずるべき。
最初、街の靴修理屋に持って行こうかと考えました。
しかし、調べてみると、自力で靴底を補修できるアイテムを見つけました。
それが、シューズドクターN。
3個購入して、早速試すことに。
※Amazonでの最低購入個数は、3個に指定されています。
シューズドクターNの使い方
使い方は、以下の5ステップ。
・削れた部分の汚れを落とし、やすりがけして、乾燥させる。
・堤防役のポリ板をテープで貼って留める
・補修材のクリームを必要量塗る
・ヘラでクリームをならす
・24時間待って乾燥させて完成!
クリームを塗った後の様子は、↓こんな感じです。
テープは、粘着力弱めなスコッチテープでも24時間耐えてくれました。
うん、悪くないっすね。
そもそも靴底なんて、誰も見ないし。
はみ出した部分は、ちぎるか、ハサミでカットして処理します。
1回の使用で1本は使い切れないので、ヘラや堤防役のポリ板は捨てずに取っておきます。
シューズドクターNを使ってみた感想
シューズドクターNで靴底を補修した、率直な感想を書いていきます。
作業がすごくカンタン
手作業は苦手です。
なので、購入後も、「失敗したらヤダなぁ」と数日間手をつけていませんでした。
しかし、やってみるとあっけない。
作業はとてもカンタン。クリームもイヤな臭いがしない。
なので、ちょっとした合間に取り掛かれるラクな作業です。
クリームは固まると強度高め
補修後に外のアスファルトを歩いてみたのですが、
ボロボロと崩れることもなく、しっかりと靴底の役割を担うだけの強度がありました。
カカトの肉が補修されたので、新品の靴で歩いているような気になれます。笑
同じ黒でも、色味が違うのがちょっと気になる
これはしょうがないことですが、元のソールの黒と、このクリームの黒の色味が違うのが、気になりました。
クリームの黒のほうが、色味が強い感じがします。
まあ、外を歩いて土埃がつけば、色味はいい具合にかすんでくるはず。
加えて、靴もちゃんと磨いてピカピカにすれば、補修材とのコントラストは弱くなるだろうなと思います。
(記事公開後追記↓)
シューズドクターNで補修後、しばらく歩いてみました。
外を歩くことで色味が変化し、下記のようになりました。
想定したとおり、補修材と靴本体の色味がかなり近づきました。
若干、ところどころ白くなっているところがありますが。
家族と一緒に歩いているときに聞いてみたのですが、「ぜんぜん気にならない」とのこと。
なので、見栄えに関しては、もう一切心配してないですね。
時間とお金を大きく節約できる
元々、ビルケンシュトックの靴の修理は、コスパが悪いと感じていました。
まあ料金自体は普通ですが、なんせソールのカカト部分のすり減りが早いので、結果的に割高に感じる。
それに、修理から戻ってくるまでが長い。
1〜2ヶ月かかります。
その点、シューズドクターなら、仕上がりは拙いものの、数百円で何回も補修できて、1日で仕上がる。
お金と時間がめちゃくちゃ浮きます。
カラーバリエーション
色は、
・黒
・白
・茶
の3種類があります。
革靴からスニーカーまで、幅広く対応できますね。
なお、上記にないカラーにしたいなら、
補修材クリームが完全に硬化したあと、水性塗料で色を変える
ことが公式では推奨されています。
※白と茶は1個から購入できるようです。
1本でどれくらい使える?
「1本あたり、何足分を補修できるか?」というところも、気になっているのではないでしょうか。
手持ちのビルケンサンダルに片っ端から使っていってわかったのですが、
2足分は確実に使えます。
僕の場合、3足目の左足の方に塗っている途中で、クリームを1本使い切りました。
おわりに
「もっと早く買っとけば良かった」と思えるアイテムに出会えました。
という人は、絶対買った方がいい。
多少の不恰好さはあるものの、ソールが削れまくったまま歩く不恰好さに比べたらマシ。
今後は、新しい靴を買ったら、こまめにシューズドクターNを使って、ソールの美しさを保ったまま、寿命を半永久的に伸ばしてやろうと考えています。
靴を買い替える頻度が劇的に落ちるので、靴代自体が浮くと考えると、相当節約になります。
黒色はAmazonでは購入が「3個から」というのがダルいですが、それでも修理に出すより安いし、結局使い続けるアイテムなので、ポチって損はないかと。
「いつも履いてる靴、まだソール生きてるしな」という人も、早めに補修すればするほど、元のソールが削れるのを防げます。
ぜひ、早めのシューズドクターを。
※Amazonなら、43%も割引されていて、安く買えます!