この記事は、そんなあなたに向けて書いています。
金持ちになりたい!
↑これ、考えたことない人いないんじゃないですか?
とはいえ、その具体的な方法ってよくわからないですよね。
そんな、金持ちになるための方法を教えてくれるのが、
『金持ち父さん貧乏父さん』
です。
この本にはあまり良い印象を持っていない人も多いでしょう。
なぜなら、「マルチ商法の人がよくオススメしてくる本」だから。
かくいう僕もマルチ商法の鬱陶しい勧誘に時間をムダにさせられた経験があり、この本には拒絶反応を示していました。
ですが、最近になって、この本をオススメしているのはマルチ商法をしている人だけではないということがわかったんですよね。
最近、YouTubeで本の要約をしてくれるチャンネルが増えたじゃないですか。
買うのには抵抗があったんで、こういう動画を利用して内容を確認してみると、売れてるだけあってすごい良いこと言ってるんですよね。
そこでこの本に対する信頼感が少しアップしたので、とうとう本を買って読んでみることにしたんですよ。
そしたら、まあわかりやすいし面白い。
ネットワークビジネスの人のせいで、こんな良著に触れる機会を逸していたと思うと、彼らに再び腹が立ってきました。(笑)
あんたらのせいで、こんな良い本読むまでにムダな時間がかかっちまったじゃねぇか!
時間返せ!
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というわけでこの記事では、『金持ち父さん貧乏父さん』の重要なエッセンスの紹介、そして、この本を読破して数日経った個人的な感想を書いていきます。
もくじ
資産と負債の違い
『金持ち父さん貧乏父さん』から僕たちが得るべき最も重要なエッセンスとはなにか?
それは、「資産と負債の違い」です。
分厚い本ですが、「資産と負債」の違いを学べるだけでも、この本を読む価値があります。
早速結論です。
資産は私のポケットにお金を入れてくれる
負債は私のポケットからお金を取っていく
いかがでしょうか?
負債最悪やな!
と思われたことでしょう。
ですが、著者のロバート・キヨサキさんに言わせると、
とのこと。
金持ちと貧乏人の「お金の使い方」の違いは以下のとおり。
・金持ちは資産を買う
・貧乏人の家計は支出ばかり
・中流の人間は資産と思って負債を買う
本書で興味深かったのが、金持ちと貧乏人の「贅沢品の買い方の違い」です。
貧乏人はあぶく銭が手に入ったら真っ先に贅沢品を買うそうです。
ですが、金持ちは違う。
金持ちは贅沢品の購入を最後に回すそうです。
では、金持ちは真っ先に何を買うのか?
金持ちはまずは資産を買い、そこから得た収入で贅沢品を買う。
とのことです。
ここで、
という疑問が出てきそうです。
本書に書かれていた、具体的な『本当の資産』を以下にご紹介します。
本当の資産
①自分がその場にいなくても収入を生み出すビジネス
②株
③債券
④投資信託
⑤収入を生む不動産
⑥手形、借用証書
⑦音楽、書籍などの著作権、特許権
現代でいうと、ブログやYouTubeの広告料収入がポピュラーで、多くの人が資産形成に取り組んでいますね。
ちなみに、「資産に見せかけた負債」として代表的なのが、持ち家と車です。
先ほどの、
資産は私のポケットにお金を入れてくれる
負債は私のポケットからお金を取っていく
に当てはめると、確かにそうですよね。
持ち家に自分が住んでいても、ポケットにお金を入れてくれるわけではありません。
車も、維持費がかかるし、本当の意味での資産とは言えませんね。
資産の特徴としては、「投資」であることと、「自分が生産したもの」であること。
投資にはタネ銭が必要ですが、「自分でなにかを作って売る」ことにお金はかかりません。
だから僕も、ブログ記事とYouTubeにアップする動画を頑張って作っています。
副業として自分のビジネスを持つことは、会社員でもできることです。
ロバート・キヨサキさんは、
と本書で主張されていました。
お金のためではなく、学ぶために働く
資産を手に入れるほかに、お金持ちになるために必要なこととはなんでしょうか?
それは、お金について学ぶこと。
本書では、「貧乏の原因は恐怖と無知である」と書かれています。
お金について学べば、「お金に対する不安」を解消することができるというわけです。
問題を解決し、お金を生むのは頭脳である。
勉強すべきは、会計学と営業です。
本書では、会計学ほど役に立つ学問はないと紹介されていました。
なぜかというと、ファイナンシャル・リテラシー(お金の読み書き能力)が身につくからです。
わかりやすく会計学を学べる本としては、以下のリンクの本がオススメです。
営業に関しては、野村証券の伝説のビジネスマンが「仮説営業」について書いた本の要約を以下のリンクでまとめているので、ぜひご一読ください。
このブログを始めるにあたり、本を読んで勉強しだしたのですが、営業職でも経理担当でもない僕が読んでも、非常に役立つ知識ばかりでした。
本書では営業力を上げる方法としてネットワークビジネスがオススメされていましたが、信用を失うので正直やめたほうがいいと思います。
ただ、「営業力がアップする」というのは本当だと思います。
最近「元マルチ経験者」という経歴を持つYouTuberの方が増えています。
彼らはしゃべりもうまいし、心理学にも精通していて、ビジネスにも長けた印象を受けます。
ネットワークビジネスはビジネスモデルとしてはイマイチ(難しすぎ)だけど、修行の場としてはかなり鍛えられる。
といったところでしょうか。
本書では、「ファイナンシャルIQ」には以下の能力が含まれるとされています。
【ファイナンシャルIQ】
①会計力
②投資力
③市場の理解力
④法律力
会計と営業以外にも、投資とマーケティングについても学んでおいたほうがいいよ!
ということですね。
投資に関しては、漫画でサクッと学べる『インベスターZ』が超オススメ!
投資と聞くと小難しい印象を受けますが、この漫画では投資を「学園モノ」で学ぶことができます。
1巻はKindle Unlimitedで無料で読めますので、ぜひ読んでほしい1冊です。
マーケティングについては、『これ、いったいどうやったら売れるんですか?』という本がとてもやさしくて分かりやすいので、オススメです。
以下、要約記事のリンクを貼っていますので、お時間あればぜひどうぞ。
会社員をしながら経営について学ぶ
今、会社員や雇われの身としても、仕事を通して経営について学ぶことはできます。
それは、経営者目線で今の職場・仕事を見ながら働くこと。
お金を稼ぐ仕組みとはどういうものなのか?
この商品はどこから仕入れて、どんな人が買うのか?
なぜお客さんはこの会社にお金を使ってくれるのか?
ただ漫然と与えられた仕事をこなすのではなく、↑のようなことを考えながら働くだけでも、多くのことを学べます。
会社員が経営者視点を持つために、『転職と副業のかけ算』で書かれていた「自分株式会社」という考え方が参考になります。
下記リンクの要約記事にてご紹介しています。
ぼくらは労働から解放された未来を目指すべきか?
さて、この本を読んだ人すべてが思うこと。
それは、
不労所得を手に入れるぞ!
ではないでしょうか。
たしかに、お金が自動的に入ってくる仕組みを作って、あとは南の国で悠々自適…
非常に夢があります。
ですが、それはそれでつまらないとも思います。
幸福感は、他者奉仕から生まれます。
そういう意味では、労働も幸福を得るための1つの手段。
適度なストレスは、生活の張り合いとして必要です。
また、1つの事実としてあるのが、「現代の成功者は、成功した後もよく働く」ということです。
ヒカキンさんの密着動画を見たことはありますか?
どエライ忙しさです。
バチクソに働いておられます。
YouTubeは不労所得ではないのでしょうか。
ただ、ヒカキンさんのような成功者と、「苦しそうな労働者」には、もちろん違いがあるわけです。
その違いは、自主的な裁量で働ける環境と状況を持っているか否かの違いです。
たしかに忙しそうですが、快適で長時間やっても苦のない仕事内容と労働環境があるように思えます。
他の例を挙げると、キングコングの西野さんも、国内会員数ダントツ1位のオンラインサロンを運営していますが、YouTubeのライブ配信の中で、「オンラインサロンはぜんぜん不労所得じゃない!」と発言していました。
睡眠時間2時間で、ずっと仕事してますからね。
西野さんからは、お金に働かせているというより、人を巻き込む渦の中心になっているという印象です。
お金ではなく周りの人を動かしているという印象の方が強い。
たしかに絵本の印税やオンラインサロンの月会費などで、不労所得は持っているのでしょうが、それも「自分の熱気と行動力」が消えたらなくなってしまうということがわかっているのでしょう。
苦しくて潰れそうな労働者と、忙しいけど充実してる金持ちの違いはココ。
要は、
快適に仕事に打ち込める環境、これこそが求めるべき資産。
と言えるのではないでしょうか。