今回ご紹介するのは、
『問題です。2000円の弁当を3秒で「安い!」と思わせなさい』
です。
著者の山田真哉さんは、2005年に発売した『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』が累計160万部以上のヒット。
会計士ならではの視点から、わかりやすくお金について解説してくれます。
この本はタイトルだけ聞くと、
「セールスの本かな?」
と思われるかもしれません。
しかし、その内容は多岐にわたります。
・行動経済学
・会計学
・老後資金の蓄え必勝法
・ビジネスモデル
・財務三表の読み方
・資本主義の意味
上記のような、お金と数字全般についてわかりやすく解説されています。
とにかく噛み砕かれていてわかりやすいので、
「これからお金について勉強したい!」
という初心者の方には特にオススメ。
なので、↓の記事でも、上位のオススメ本となっています。
ぜひ実際に買って読んでほしいので、この記事では、本書のオススメポイントを紹介していきたいと思います。
財務三表の読み方がわかりやすく学べる
本書の中でも特に際立っておもしろかったのが、「財務三表の読み方」。
財務三表とは、以下の3つ。
①貸借対照表
②損益計算書
③キャッシュフロー計算書
30代で身につけておくべきスキルは、会計力と言われています。
管理職や経営者になると、決算書は必ず読めるようにならなければいけません。
それにはまとまった時間を取って集中的に勉強する必要があります。
その前の導入として、本書を読んでおくと、スムーズに頭に入っていくかと思います。
筆者は、財務三表について、以下のようなイメージしやすい「たとえ」をつけてくれています。
①貸借対照表
→ストップウォッチ
②損益計算書
→通信簿
③キャッシュフロー計算書
→入試
個人的には上記のたとえのおかげで、それぞれのイメージがつきました。
1つずつ詳しい解説もあり、読み込んでしっかりめに勉強することもできます。
おわりに
行動経済学についての本といえば『予想通りに不合理』ですが、プロスペクト理論等についての解説は、わかりやすさは本書の方が上かと。
実際に自分の行動につながったポイントとしては、「商店街の潰れそうで潰れない店の秘密」のパートですね。
僕も副業にかかるムダを削減するため、あまり恩恵を享受できていないnoteプレミアムの解約を断行しました。
せっかく稼いでも、その分ムダな出費があると、利益を食われますから。
副業のコスト意識が高まったのも、本書を読んでよかったポイントです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
本記事を読んで中身が気になった人は、ぜひ手に取ってみてくださいね。