全巻無料で読めて、お金の勉強になるおもしろいマンガを見つけました。
それが、『ナニワ金融道』。
今回は、ナニワ金融道についてご紹介します。
もくじ
『ナニワ金融道』とは
ナニワ金融道は、かんたんに言えば闇金のマンガです。
『闇金ウシジマくん』とテーマは同じ。
発売日は1991年と、古めの作品。作画も、見ているとなつかしい気分になります。
作者は青木雄二さん。他にも『カバチタレ!』などの作品を描かれています。
お金の勉強にどうぞ
他の闇金マンガと同様、こちらもお金の勉強になります。「手形」や「不渡り」などの金融の知識、落とし穴がストーリー形式でわかりやすく学べる。
お金を増やす基本は「まず損しないこと」なので、本作の債務者たちの失敗を反面教師にしましょう。
本作は、うっかり連帯保証人になってしまったり、悪気なく借金を背負うことになる人が多く登場します。
知っているかどうかで人生が大きく変わってしまう知識もあるので、事前に学んでおいて損はありません。
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闇金ウシジマくんとの違い
ぼくは『闇金ウシジマくん』も大好き。せっかくなので、ナニワ金融道と比較してみました。
違いは下記のポイント。
①エグい描写
②債務者
③主人公
①エグい描写
ウシジマくんはリアルかつグロてエグい描写が多い。画力の高さが、それに拍車をかけています。
暴力や出血シーンはしょっちゅう。そういうのが無理という人は、そもそも読めない。
対して、ナニワ金融道は、全体的に絵柄がマイルド。目を覆いたくなるような描写はありません。
ただ、正直、絵はそんなに上手くないです。各キャラの表情もワンパターンな気がします。
ウシジマくんは徹底したエグさが魅力でもあるのですが、読みやすさでは圧倒的にナニワ金融道に軍配があがります。
②債務者
ウシジマくんの債務者は、みな庶民。パチンコ依存の主婦とか、見栄っ張りのOLとか、肉体労働者とか、読者モデルを目指す田舎者などなど。
読んでいて親近感を覚えることもありますし、なんなら「自分にもこういう側面あるよなぁ」と身につまされます。
対して、ナニワ金融道に出てくる債務者には、経営者や政治家など、役職が高い人が多い。住む世界が違うぶん親近感や共感はありませんが、「こういったシーンでは大きな金額が動くんだな」という、知らない世界を知ることができます。
③主人公
両作品では、主人公のキャラクターが大きく違います。
闇金ウシジマくんの主人公の「丑島馨(かおる)」は登場時から、すでに闇金業者として完成されています。
第一話から、闇金業者として完璧に立ち回ります。ちなみに23歳。
対して、ナニワ金融道の主人公「灰原達之」は、28歳で印刷業から金融業に転職します。
見た目もふつうの好青年。最初から闇金業者としての才能があるわけでもありません。取り立ての甘さを上司から詰められることもあります。
すこしずつ、金融業のイロハを学んでいく。主人公の成長物語としても読むことができます。
また、闇金ウシジマくんは、どの話も、基本的に債務者視点で進みます。毎回主人公が違うオムニバス作品とも取れます。
対して、ナニワ金融道は、毎回灰原視点で話が進みます。
おわりに
読んでいて、ベタですが、「連帯保証人ってこえぇぇ」って思いましたね。他人からアドバイスされたり、文章だけの本で読むより、このマンガを読む方が染みます。
「お金の勉強がしたいし、マンガ代は節約したい」という人にオススメの作品です。
Amazonレビューも高く、元SMAPの中居くん主演で実写化もされており、内容のおもしろさは折り紙付き。
ぜひ読んでみてくださいね。