今回は、登録者150万人の大人気YouTuber、両学長が書かれた、
『本当の自由を手に入れるお金の大学』をご紹介します。
著者は高校在学中に起業し、ビジネス歴は20年以上。
ITビジネス等で10代にして年間1億円以上稼ぎましたが、数々の失敗も経験したそうです。
そんな経験や先輩経営者から得たアドバイスを元に、20年以上にわたって安定してビジネスを成功させ、お金に関する教養をYouTubeチャンネルで発信し続けています。
こう聞くと、
「そんなゴリゴリに稼いでる人のアドバイスなんて、凡人には参考にならないでしょ?」
と思われるかもしれません。
しかし、この本はとても初歩的な「貯める」というところからはじまります。
また、オールカラーでマンガ調、イラスト図解も豊富なので、とにかくやさしくわかりやすい。
これだけ徹底的に読みやすさを追求した本を、僕はかつて見たことがありません。
大げさじゃなく、こんな本ほかにありません。
しかも、初心者向けで終わることなく、「経済的自由を達成」までの道のりが現実的かつ詳細に書かれています。
お金本、1冊しか買えないとしたら、間違いなくコレ。
「オススメお金本ランキング」の記事でも、1位にしています。
この記事では、この本から得た「平凡サラリーマンにとって大事な知識」を3つのポイントに絞って解説します。
もし詳しい内容が知りたくなったら、ぜひ本を買ってみてくださいね。
もくじ
①最優先は貯める
大それたことではなく、まずは「貯める」に着手すべき。
なぜなら、すぐに成果がでるから。
貯めるポイントは、固定費の削減。
すぐに削れる固定費の例は下記。
・格安SIMに乗り換える
・今より安い家賃の部屋に引っ越す
・ムダな保険を解約
②経済的自由までのステップ
以下のステップをたどれば、「生活費<資産所得」となり、経済的自由を達成できる。
シンプルでわかりやすいですね。
「不動産所得」「配当・利子所得」が生活費を上回れば、働かなくても暮らせるようになります。
経済的自由までたどり着きたいですか?
多くの一般的なサラリーマンがまず着手すべきは、副業によって事業所得を稼ぐことです。
③節税の最強武器、事業所得
経済的自由を目指すなら、事業所得は外せない。
サラリーマンが事業所得を得るには、副業。
まずは、リスクの少ないスモールビジネスからはじめるのがオススメ。
・せどり
・動画編集
・ハンドメイド販売
・ブログ
・YouTube
・イラスト
・プログラミング
・電子書籍販売
・Webデザイン
・記事作成の受注
本業だけで年収1000万円稼ぐのと、本業+副業で1000万円稼ぐのでは、税金の額が変わる。
事業所得には、以下3つのメリットがある。
①経費を計上できる
②控除を受けられる
③社会保険料がかからない
①経費を計上できる
事業にかかわるものは経費となり、そのぶん課税所得が減る。
②控除を受けられる
青色申告特別控除が使える。
下記の条件を満たせば、65万円の控除が受けられる。
①複式簿記で記帳していること
②電子申告で確定申告していること
③社会保険料がかからない
給与所得と違って、事業所得には社会保険料がかからない。
同じ年収1000万円で、「本業だけで稼いだ場合」と「本業+給与で稼いだ場合」を比較すると下記。
・本業だけで稼いだ場合
→1000万円全額に社会保険料がかかる
→社会保険料は117万円
・給与で300万、副業で700万円稼いだ場合
→社会保険料がかかるのは「300万」に対してだけ
→社会保険料は44万円
手取りに73万円もの差が出る。
この本を読んだ個人的感想
副業による事業所得のメリットについて、しっかり理解できたのがよかったです。
僕は勉強が苦手なFラン大卒男。
なので、「控除」や「青色申告」など、他のお金本を読んでも「…?」という感じでした。
しかし、文章だけだとわかりづらいところをイラストと図解で解説してくれていたので、スッと理解できました。
紙の本で買ったので、すぐ手に取れるところに置いておき、何度も読み返しています。
おわりに
わかりやすさ、詳しさ、網羅性を兼ね備えた、究極のマネー本です。
オールカラーなのにkindle版で「1,089円」は、どう考えても安い。
個別の副業に関してはサラっとしか書かれていないので、別個に学習する必要がありますが、経済的自由への全体像をつかむには、十分すぎる内容です。
お金に関する不安は、これ1冊で8割解消できますよ。
役立つ知識がてんこ盛りの『お金の大学』。
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