声で書く。
この記事は、そんなあなたに向けて書いています。
副業でブログをしていると、なにかと更新が滞りがち。
・仕事で疲れてる
・ネタはあるけど気力がない
・完成までの手間を考えると、手をつけるのが億劫
…
本業が忙しいと、副業のやる気がなくなりますよね。
そこでオススメしたいのが、「音声入力」。
音声入力ならPCに向かってしゃべるだけ。
手で書くより格段にラクに下書きが終わります。
今回は、ブロガーにオススメする「音声入力の詳しい方法」についてお伝えします。
もくじ
音声入力を始めるきっかけ
まず、僕が音声入力をするようになったきっかけをお話しします。
興味のない方は読み飛ばしてください。
僕は快適に生きることを追求しています。
そのため、常に効率化する方法を探しています。
仕事や家事が、主に効率化の対象。
できるだけラクになるよう工夫しています。
よく、GoogleやYouTubeで「効率化」と検索してネタを探しているのですが、色々探すなかでたどり着いたのが、勝間和代さんのブログです。
わかりますかね、勝間和代さん。
「昔ひろゆきに論破された人」、という印象を持っている方も多いかもしれません。
が、この人の思考はかなりロジカルで効率的。
勝間さんの発信内容は、楽して生きたい人にはかなり参考になります。
マッキンゼーという超エリートのコンサル企業の出身。そんな優秀な人が日常生活を本気で効率化する過程を、ブログで無料で読むことができます。
リンクを貼っておきます。ぜひ一度読んでみてください。
そこで、記事を読み漁っていて見つけたのが、音声入力のカテゴリ。
「これはブログの執筆が楽になりそうだ…!」
ということで、早速パクりました。
自分のブログやnote執筆に取り入れたところ、かなり良い。
3000字程度の下書きが、10分で済んだのは驚きでした。
これなら、出勤前のほんの少しのスキマ時間でも、ブログを書き進めることができる。
このブログも120記事を超えてますが、「まだまだ続けられそうだ」という希望を感じられました。
ということで、いよいよ次のパートから方法の解説に入っていくよ。
音声入力の下ごしらえ(無料)
音声入力を始めるにあたり、必要な手順は下記のとおり。
・ブラウザはGoogle Chromeを使う
・Google Documentを使えるようにしておく
・Chrome拡張機能「VoiceIn(ボイスイン)」を追加する
上記の通り。
「VoiceIn」のメリットは、ブラウザ上の入力画面ならどこでも音声入力できるところ。
Google Chromeから開いていれば、WordPressやnoteの編集画面でも使えるので、設定しておくと便利ですよ。
このブログで以前紹介した広告を全カットできる「Brave」ブラウザでは、残念ながらVoiceInは使えません。
1つずつ見ていきましょう。
・ブラウザはGoogle Chromeを使う
Google Chrome専用の拡張機能(後で解説)を使うので、ブラウザはChromeを使えるようにしておいてください。
・Google Documentを使えるようにしておく
音声入力時のエディタにはGoogle版のテキストエディタである、Google Documentを使用します。
Googleのアカウントを持っていれば、すぐに使えます。
「https://docs.google.com/document/」←のリンク先をお気に入りに登録しておきましょう。
・Chrome拡張機能「VoiceIn」を追加する
最後に、「VoiceIn」を有効にします。
VoiceInインストール用ページから「右上のChromeに追加」をクリックします。
「「VoiceIn」を追加しますか?」と聞かれるので、「拡張機能を追加」をクリックします。
画面が切り替わります。
「〇〇(名前)として続行」をクリックします。
「確認」をクリック。
画面が切り替わります。「次」を選択します。
言語を選択します。プルダウンから「Japanese(Japan)」を選択して、「次」をクリックします。
「マイクへのアクセスを許可」をクリックすると、「✔︎権限付与」に切り替わります。下部の「次」をクリックします。
VoiceInボタンをChromeの画面に追加する方法がテキストとデモで解説されます。
カンタンにできるので、ここで済ませておきましょう。
これで準備完了です!
画面右上のマイクのマークをクリックすれば、音声入力をすることができます。
好きなキーの組み合わせショートカットをつくり、VoiceInを起動させることも可能です。
↑のリンクに入ってみてください。下のような画面が表示されます。
↓の矢印で指している箇所のエンピツマークをクリックし、そのまま希望のショートカットキーの組み合わせを入力してください。
これだけで完了です。
ぼくは「Alt+v」にしています。Voiceのvなのでわかりやすいです。
「毎回右上のアイコンを押せばいいんじゃないの?」と思うかもしれません。
が、ボタンにマクロやショートカットを登録できるデバイスと組み合わせると、ボタン一発で音声入力を開始したり、オン/オフを切り替えられるので便利です。
詳しくは記事の最後で解説しています。
音声入力の使い方
VoiceInを使った音声入力の主な用途3つをお伝えしておきます。
・ブログの下書き
・ノートに下書きした内容の文字起こし
・Twitterの投稿
1つずつみていきましょう。
・ブログの下書き
音声入力すると書き言葉ではなく話し言葉に寄りがちなので、オピニオン記事(書き手の意見を伝える記事)には特に向いています。
恋愛系の記事なんかは相性抜群ですね。
恋愛は個人の主観を堂々と語れる分野なので、かなり書きやすい。
音声入力を初めて、テーマに関する思いついたことを10分程度しゃべるだけで下書きが完成します。
逆に、しっかり調べて書くタイプの記事だと、事前に見出しを整理した上で音声入力を開始する必要があります。
・ノートに下書きした内容の文字起こし
記事を書くときに、まず紙に手書きをする人も多いはず。
ノートの紙面に下書きを完成させたはいいものの、それをポチポチとパソコンに打っていくのって、なんかめんどくさくないですか?
一回書いた内容だし、同じことを繰り返しているようで退屈ですよね。
単純作業だし。
それを音声入力でやると、かなり楽になります。
「手で書く」と「しゃべる」は身体にとって別の運動ですから、ちょうどいい刺激になります。
手書きして手が疲れている状態だと、キーボードをタイピングするのはかなり億劫になると思います。
疲れた腕を休ませられるのは、音声入力の大きなメリットのひとつです。
・Twitterの投稿
Twitterの投稿は文字の装飾機能がないので、音声入力しやすい。
音声入力した後の手直しが最小限で済むからです。
さらにTwitterは自分の意見を発信するという要素が強い媒体なので、書き言葉より話し言葉の方が自然。
「しゃべって入力する」という音声入力にマッチしていて、自分の感情が乗せやすくなります。
ただ、ChromeでTwitterの投稿画面を開いてボイスインを有効にしても、なぜかしゃべった内容が入力されません。
なのでPCで投稿したい場合は、一度Google Documentに音声入力してから、Twitterにペーストする必要があります。
音声入力するときのコツ
音声入力をするときのコツは3つあります。
・ハッキリ発音する
・一気に完成まで書ききる
・見直しにしっかり時間を割く
一つずつ見ていきましょう。
・ハッキリ発音する
僕は滑舌が悪いので特に気をつけているのですが、一音ごとにハッキリ発音しないと、マイクが正確に聞き取れず、誤字入力が増えます。
誤字が増えると後の手直し作業が面倒になるので、できるだけハッキリ発音するようにしましょう。
・一気に完成まで書ききる
音声入力なので、どうしても意図していない漢字を使われたり、句読点が入らない時があります。
それを都度修正していると、時間がかかるし、一気通貫で読める文章になりません。
いちいち修正したくなるんですが、グッとこらえて、「一気に完成まで書き切る」ということを意識してみてください。
そうすることで、記事完成までの時間が早くなります。
これは、5日で本を1冊書き上げるブックライター、上阪徹さんの著書『超スピード文章術』で紹介されている、「粗々で書く」というやり方を参考にしています。
・見直しにしっかり時間を割く
音声入力は誤字脱字が増えがちな入力形式です。
なので、特に見直しに時間を割いた方がいいです。
見直しがいつも1回の人は、時間をおいて2回目をするというように、いつもの見直しよりも回数を1つ増やすのがオススメです。
音声入力のメリット
音声入力の魅力、なんとなく伝わっていますか?
ここで、音声入力のメリットについてまとめます。
・無料でできる
・腕が疲れない
・下書きに頭を使わない
・10分程で下書きが出来上がる
・書く習慣を続けやすくしてくれる
1つずつ見ていきましょう。
・無料でできる
VoiceInの導入に、お金は一切かかりません。
無料の割には生産性がかなり上がります。
・腕が疲れない
後で手直しは必要なんですが、下書きしてる時には一切腕を使わないのでめちゃくちゃ楽です。
また、これまでブログを書いているときはひたすら黙々と作業してたんですけど、この「しゃべって書く」という作業が気晴らしになっていいですね。
・下書きに頭を使わない
下書きを書くときに、手書きよりもスラスラとネタが出てくる気がします。
これまでツバメノートに万年筆で下書きするときは、結構「ウーン」って考え込みながらメモを取ってたんですけど。
先にも書いたとおり、特にオピニオン記事の時には、音声入力が大活躍してくれます。
自分の価値観をPCに向かってしゃべるだけなんで、頭が疲れないですね。
むしろ自分の思いの丈を勢いよく喋ってるので、ストレス発散になってます。
ただ、ちゃんとリサーチして伝える順番を整理して書く記事のときは、手書きで下書きをつくる方がいいです。
現にこの記事も、構成はツバメノートと万年筆と4色ボールペンで書きました。
ただ、WordPressに編集画面で入力するときには、音声入力を併用して労力を抑えています。
・10分程で下書きが出来上がる
メリットとして、やっぱり「速い」という点があります。
ノンストップで喋るだけなんで、紙に手書きするのに比べて腕が疲れない。
荒い下書きが10分ぐらいで完成してしまいます。
最初は感動しました。
「朝、出勤のために家を出るまであと10分しかない」ってタイミングで音声入力開始したら、下書きが10分で終わったんですから。
時間がない副業サラリーマンには、マジで音声入力は強い味方になってくれます。
・書く習慣を続けやすくしてくれる
音声入力は楽。
人間、楽なことは続けられる。
書く習慣って身につけるのが難しい習慣の部類に入ると思うんですけど、音声入力であればかなりハードルが下がって続きやすくなるんじゃないかなと思います。
音声入力のデメリット
一人暮らしの僕の環境ではすごくやりやすいんですが、状況によっては音声入力ができない場面もあるので、一応デメリットとしてお伝えしておきます。
・外だとやりづらい
・家でも家族がいるとやりづらい
・誤字入力をチマチマ直すのが面倒
一つずつ見ていきましょう
・外だとやりづらい
カフェみたいな「周りに人がいる環境」では使いづらいですね。
音声入力って結構ハキハキ喋らないとちゃんと聞き取ってくれないので、周囲に人が多いと気が引ける。
僕はブログの文章をカフェでベラベラ喋るのには抵抗があります。。。
また、外だと周囲のノイズが大きいので、自分の声を正確に聞き取ってくれなくなる可能性が大。
なので、基本的に音声入力は家でしか使えないですね。
外出先だと、個室のワーキングスペースとか、音響を調整したカラオケルームならできるかもしれません。
・家でも家族がいるとやりづらい
家でやると言っても、他に家族がいる人は、やりづらいですね。
自分一人になれる時間帯を選ぶことになります。
副業は早朝にやる人は、他の家族がまだ寝ている時間に大声でベラベラ喋るっていうのは迷惑になってしまうので、ちょっと厳しいかもしれません。
・誤字入力をチマチマ直すのが面倒
ちゃんと聞き取ってくれなかった時の誤字の部分を直すのが、結構チマチマした作業で面倒くさかったりします。
おわりに
音声入力の始め方をお伝えしてきました。
実際やってみて、僕個人としては「腕が疲れない」っていうのが一番大きいですね。
仕事終わりにブログ書く時とか、すでに腕は疲れてるんですよ。
そこに鞭打ってさらにテキスト入力すると肩こりがエグいことになる。笑
音声入力は、単純に時短だけじゃなくて、「体を労う」ってことにもつながってるなと思います。
有料記事みたいな本気120%で書くときはHHKB2台の左右分離体制で書くんですが、サラッとした軽い記事を書く時には、音声入力が大活躍してくれます。
あと、「ストリームデッキ」っていういろんなショートカットとかマクロを登録できる左手デバイスを使ってるんですが、これに「音声入力をボタン一発で開始できるマクロ」を登録してます。
一応、ストリームデッキで組んでるマクロは以下のとおりです。
ストリームデッキのレビュー記事は下記のリンクで解説しています。
さらに効率化したいという方は、ぜひ読んでみてください。