こんなぶっちゃけた真実を語ってくれている本、なかなかない。
今回紹介する本は、藤沢数希さんが書かれた、
『損する結婚 儲かる離婚』
です。
□結婚にまつわるお金の動きを完全に把握できていない
□ちょっとした知識不足が原因で大損こきたくない
□結婚には慎重派
上記に当てはまる人には要チェックの一冊。
結婚と離婚にまつわるお金について、ここまでストレートに書いてくれている本は、他にないのではないでしょうか。
この本に書いてある知識を持っているかどうかで、あなたの財産を守れるかどうかが決まるかもしれません。
この記事は3分以内に読めます。
もくじ
結婚と離婚で動く3つのお金
結婚と離婚では、主に下記3つのお金が動きます。
①慰謝料
②財産分与
③婚姻費用
今回はこの3つの中から、「財産分与」にギュギュッと絞って解説していきます。
結婚する一番いいタイミング
経済的視点で見て、どのタイミングで結婚するのが一番いいと思いますか?
答えは、
「人生の収入のピーク」
です。
なぜなら、結婚するまでに稼いだお金は、結婚相手の財産にカウントされないからです。
野球選手で引退後に結婚する男性がいますが、あれは賢い選択です。
なぜなら、野球選手現役時代に稼いだ大金を、財産分与で妻に持っていかれることがないからです。
なんなら、引退後で妻の方が収入が多ければ、妻から元野球選手の夫に婚姻費用を払うことになります。
離婚を考えたときに真っ先にすべきこと
もし、夫婦仲が悪くなり、離婚を考え始めたなら、真っ先にするべきことがあります。
それは、別居です。
なぜなら、「内助の功」として捉えられるのは、「婚姻届の提出〜別居するまで」の期間に発生した収入に対してだからです。
筆者は、結婚制度の根本的におかしいところは、財産分与などのすべての法的根拠となる「内助の功」の考え方だと指摘しています。
結婚しているだけで、働いていない妻にも夫の稼ぎの半分の権利があるとされています。
「内助の功」は、同居していないと発揮されません。
別居すれば、「内助の功」はなくなり、夫は自分の稼ぎを守ることができます。
でも、ちょっと不思議ですよね。
なぜ同居しているだけで50%を持っていく権利があるのか?
この法律がつくられたのは、今よりもっと不便なころだからです。
昔ばなしにもあるように、昔はおばあさんが川で洗濯をしていました。
家事は今と比べてはるかに重労働でした。
だから、家事をこなす専業主婦にも、財産の半分の権利がいって当然だろうと。
なるほど、これなら「そりゃそうだ」と思えますよね。
しかし、今は便利は家電がたくさんあります。
掃除はルンバで大半が終わるし、ブラーバで水拭きしてくれるし、洗濯はドラム式洗濯乾燥機を使えば干す手間さえいりません。
技術の進歩で、家事はずいぶんイージーになりました。
つまり、「内助の功」の考え方は、現代にマッチしていないのです。
なので、離婚を視野に入れたら、財産を守るためにもすぐ別居しましょう。
おわりに
いかがでしたか?
今回紹介した内容は、この本の10%くらい。
他にも、
・婚姻届にハンコを押すのは、借金の連帯保証人になるよりはるかに怖い
・女性は自分より所得の低い貧乏な男性と結婚する経済的なメリットは全くない
・結婚制度とは、男性の下から6~7割程度のための法制度
など、結婚で失敗しないための重要項目が目白押しです。
kindleでたった733円。
これで結婚での誤った経済的損失を減らせるなら安すぎる保険です。